それは今から15年前、のんちゃんが5歳の頃。 のんちゃんのご両親から、椅子を作ってほしいと依頼を頂きました。 少しからだの不自由なのんちゃんが楽にすわれる椅子。
のんちゃんのお母さんは、今でも『その椅子がとってもよかった!』って言ってくださるのです。
その椅子はね、おしりにあたる部分が少し深く削ってあって、 後ろにむかって傾斜がつけてあったんやわ。 だから、のんちゃんがどっしりと座れたんや! それに足元も安定するようにって、 両足を置く板にも少し傾斜をつけてあったから、 ほんまにのんちゃん座っていても楽そうやったんよ。 安定してた。
ほかの業者さんにもいくつか作ってもらってたけど、 森本さんの作ってくれた椅子が一番よかったんやわ。 療育センターの人にも、どちらの業者さんで作ってもらわれたんですか?・・・なんてきかれたくらい!
こうしてよろこんでいただいて、また次の方も使ってくださってたなんて、とってもうれしい!
まだ5歳のちいさなのんちゃんが、誇らしげにその椅子にすわってる写真をお母さんから見せていただきました。 もうそれだけで満足です。
椅子をゆずってあげた方は、仕事の関係で神戸に引越しされ、その後東京の方へ移られたそうです。 だから、残念ながら、今ではその住所はわからないのです。 でも、いつかその椅子にまた出会えるような気がしてならないのです・・・。