住まいづくりの基礎知識【「いい家づくり」基本6ヶ条】
1.家づくりのテーマを決めよう。
まずこれから新しい家でどんな暮らしをしたいのか考えましょう。
自分たち家族に合った生活になるよう家づくりのテーマを見つけます。
そうする事で家の造り方から間取りや設備といった建物全体のイメージが浮かんできます。
2.プランニングは暮らしの設計。
家づくりの計画はこれからの暮らし方を設計するということです。
充分な時間をかけ将来の生活をシュミレーションし、生活感・使い勝手・機能の面・コストなど、できれば周囲の環境に及ぶまでさまざまな事をチェックして下さい。
住まいづくりは建物の完成が最終目的ではありません。
より良い住まいは暮らしながら築いていくものと考えて
計画をお進めください。
3.住まいと健康について知ろう!
今、住宅の健康被害がおおきな社会問題となっています。
住宅建材の中に含まれているホルムアルデヒドなど有害化学物質が原因で起こる「シックハウス症候群」、
「アトピー」「ぜんそく」を引き起こすハウスダストも結露⇒カビ⇒ダニが原因とされています。
又、建物内部の温度差が原因で起こる健康被害に「ヒートショック」があります。
これは冬場、暖房のきいた寝室などからトイレや浴室など寒い所へ移動した際、急激な温度変化に血圧が耐え切れず脳卒中や心臓発作を起こすというもので、高血圧の人、高齢者に多く見られます。
このような健康被害を起こさないよう素材選び、住環境を充分考慮下さい。
▲ページトップへ4.建物を構成する重要なポイントを知る。
家づくりを計画されている方の中には「住宅はどれも同じ」「家はどこで建てても同じ」と思っている方があります。でもこれは大きな間違いで家づくりを失敗し後悔します。建物は構造、工法や職人の施工精度の良し悪しで性能に大きなちがいがでてきます。安全性、快適性を保ち長持ちする家をつくるためには次の7つのポイントを抑える必要があります。
【1】地盤について
地盤はまさに「縁の下の力持ち」。
いくら立派な家を建てても地盤が弱いと家を支えることができません。
長い期間、安心して安全に暮らすためにしっかりとした
事前調査が必要です。
【2】基礎について
基礎は地盤と建物本体をつなぎ固定する重要な役割を持つところです。
建物底面全体を鉄筋コンクリート造りにした基礎「ベタ基礎」は地盤の不動沈下や耐震性にすぐれ
構造的にとても強いものです。
【3】構造(建物本体)について
人の身体でいえば骨格にあたるのが構造です。
木造住宅の場合、土台・柱・はり梁・けた桁などたくさんの材料が組み合わされ造られていますが耐震性や強度や耐久性を保つには、乾燥された品質のよい木材を使い、腕の良い職人の技術を使って施工精度を高める必要があります。
また建物構造は上から見たときの形が長方形かそれに近い形になることが強度を確保する面で
良いとされています。
住まいを計画するうえでは間取りが優先されますが、建物を複雑にせず
シンプルな形にするよう心掛けてください。
【4】内装材について
床板、壁材などの内装材は住む人の身体が直接触れるところです。
健康で快適な生活が送れるよう、人にやさしい素材を選びたいものです。
色柄やデザインといった見た目より調湿作用や断熱性など性能を重視した方が安心できます。
【5】断熱について
建物の断熱性能を高めることは、快適な毎日を送るための
一番大きな要因です。
断熱性を高め無暖房・無冷房に近い住宅をつくることができれば大幅なプランニングコストの削減ができ省エネにもつながります。
しかし、「夏に外の暑い空気を建物内部に入れず、冬には家の中の暖かい空気を逃がさない」といったことは単純なように思いますが、熱は見えないものであるため厄介で、すごく扱いにくいものです。
それに、ただやみくもに断熱性を高めるだけでは結露の問題が生じ、建物や住む人の健康に害を及ぼすことも予想されます。断熱材選び施工方法には充分な知識と注意が必要です。
【6】結露について
結露にはアルミサッシのガラス表面などにつく表面結露と建物の壁の内部や天井、床下に起こる内部結露の2種類があります。
内部結露は放っておくと壁の中の木材を腐らせたり、ダニや白ありを招くとても危険なものです。
結露のできるしくみをよく理解し
結露を防ぎ健康な毎日をお過ごしくさい。
【7】音について
近頃の住宅は「高断熱・高気密」で性能が良くなったため、
外部の騒音が聞こえにくくなりました。
しかしその反面、スリッパの音やトイレの洗浄音、別の階のテレビや人の話し声までが家中を駆け巡るようになり生活するうえの不快さの原因となっています。
吸音性のある内装材をバランス良く使った家づくりを考えましょう。
▲ページトップへコストのバランスを考える

家づくりを考える場合、間取り、設備、仕上げ、デザインなど多くのものに思いを巡らせます。
しかし限られた予算の中で満足のいく住まいをつくるためには、住まいを構成する要因に優先順位をつけバランス良くコストを配分することです。
自分達の生活に本当に必要なものは何か、建物の中でも本当にお金をかけるところはどこかなど、将来の家族の変化も見据えムダや無理のない家づくりを計画下さい。
▲ページトップへ造り手の情報収集をしよう
建築家、大手ハウスメーカー、地域の工務店、FCのローコスト住宅などたくさんの造り手がいます。
自分の家づくりのイメージに合った人を数名探し、直接会って家づくりに対する考えや思いを聞きましょう。そしてその会社で建てた人の声を聞くことや建物を見せてもらうのが一番の方法です。
売る・買うといった営業面でなく、建築工事に直接携わる職人さんたちも知りたいものです。
そして、信頼できる「家づくり」をしている会社を見つけるのが最も重要なことです。
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